今回は歌人の俵万智(たわら まち)さんの息子さんについて、ご紹介します。
俵万智の子供は息子一人
歌人として有名な俵万智さん。『野球ゲーム』『八月の朝』『サラダ記念日』など、ヒット作を世に生み出しています。
従来の短歌の概念をくつがえすほどのカジュアルな言葉選びが得意で、若い世代の心をつかんでいます。
私生活は謎が多いですが、2003年11月に未婚のまま男の子を出産し話題を集めました。
そんなシングルマザーである俵万智さんの息子の情報について、どうやら本名は公開されていないようですね。しかし、俵万智さんのエッセイの中で「たくみん」と呼ばれていることがわかっています。
「たくみん」くんは2003年11月、俵万智さんが40歳のときに誕生しています。
俵万智さんはTwitterやエッセイで、「親がしてやれることもだんだんと少なくなってきたことを実感する日々」とうれしいような切ないような気持ちをつづっています。
たくみんの才能がすごい!
俵万智さんの息子「たくみん」の名言が、ブログで話題になっています。
宿題を少しやっては「疲れた~」と投げ出すようなんですが、「遊んでる時は全然疲れないのにね」と嫌味を言ったら「集中は疲れるけど、夢中は疲れないんだよ!」と言い返されたんだとか。
すごいですね、しっかり俵万智さんの才能を引き継いでいます(笑)
電子書籍について、息子さんに説明したところ、「便利だね!でも俺はコロコロコミックをめくる時、顔に感じる風が好きなんだよなー」「俺が子どもだった頃…」と何かを言いかけて、ふと「まぁ今でも十分、子どもなんだが…」と恥ずかしそうに何も言わずにフェードアウトしたそう。
このような発言をする息子さんは純粋にすごいですよね笑
なぜか大人を感じてしまいます笑
現在は、宮崎在住
俵万智さんは2006年より宮城県仙台市に住み、自身のご両親の助けを借りつつ、シングルマザーとして子育てをしていました。
しかし、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震がきっかけで、沖縄県・石垣島に移住します。
東京電力福島第1原発事故での放射能汚染の影響を心配したんですね。震災のショックからか、指しゃぶりをするようになり、精神的にも不安定になっていたという当時7歳の息子さん。
震災中の雰囲気が日本全国を漂っている間しばらく沖縄のホテルで俵万智さんと過ごしたようです。
沖縄では知人のつてを頼って、石垣島で生活を始めました。
しかし、俵万智さんの自主避難に対しては「東北で子育てしている人間をなんだと思っているのか」「自分だけよければそれでいいのか」といった避難も殺到しました。
そんなことを言っても、我が子を守るのは母親の務めですからね。想定されるリスクを考えた時に何もおかしくない行動をとったと思います。誰も責任をとってはくれませんから、的外れな批判は無視すればよいですね。
現在はと言うと、俵万智さんは宮崎県日向市で開催されている「牧水・短歌甲子園」の審査員を務めており、2016年4月からは同じ佐佐木幸綱の門下生で、東日本大震災の発生で仙台市から宮崎市に移住した大学の後輩である大口玲子と共に毎年務めているなどの縁から、息子さんと一緒に宮崎県内で生活されているようです。
通っている学校
現在通っている中学は宮崎県内にある学校です。
昨春は息子が中学に入り〈制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている〉と詠んだが、1年で息子の背丈は10センチ伸び、俵さんの身長を超えました。
時の速さを感じますが、変わらぬ人間の心を見つめる姿勢は今まで通り。
仙台⇒沖縄⇒宮崎と住居を点々としていますが、親子二人三脚で頑張っているのですね。
父親は誰?
俵万智さんは息子の父親を明かしておらず、2019年現在でも未婚のままです。
一部情報によると、俵万智さんの息子さんはいわゆる不倫の末にできた子供ということがわかっています。
当時、既婚の男性と交際していたといわれる俵万智。
子供が欲しかった俵万智は妊娠&出産をするには難しい年齢が現実的に近づいてきていたこともあり、未婚の母となることを決断したのです。
だからといって、不倫が許されるべきではありませんが。。
シングルマザーになる際の心境が、自伝的小説「トリアングル」に描かれています。
作品中では、主人公がこれまでの人生で出会った男性3人との関係を中心に描かれています。その中で、俵万智さんの息子さんの父親ではないか?とファンの間ではささやかれているのは、小説に登場する妻子のある写真家です。
俵万智さんはシングルマザーになる決意をした際に、自身の心情を作品に残したかったのかもしれません。
俵万智と息子とのTwitter上のやりとりがおもしろい!
俵万智さんは自身のツイッターで、自分自身のつぶやきのみならず、息子さんのつぶやきをツイートしています。
シングルマザーとして子育てをしてきた俵万智。
現在、「サラダ記念日」の頃のような大きなヒットはありませんが、短歌やエッセイを、コンスタントに発表し続けてきました。
特に短歌ファンではない層の中では、名前が口にのぼることも少なくなっていた昨今ですが、ここにきて、ツイッターから再度、俵万智に注目が集まっています。
息子さんとのやりとりが、ファンにウケて話題になっています。息子さんのが使う感性と独特な言語化表現がウケているのでしょう。
例えば、俵万智さんが毎日、息子さんのお昼ごはんを作っているのを見て、褒め言葉がマンネリ化しないように、「カフェ飯か!俺にはもったいないクオリティだな!」とコメント。
母への感謝の気持ちの伝え方が独特です。
そのほか、アスパラガスは茹でるよりも焼く方がおいしいことに気づいた息子さんは「焼きパラガス」と命名。
将来は作家としてデビューするかもしれません。